高圧一括受電に係る最高裁平成31年3月5日判決_速報

皆様、ちゃんと予習はしましたか? この件について、最高裁判決が出ました。概ね、私の予習(予想)どおりであり一安心です(原審の判断が覆りそうであることは「最高裁が弁論を開いた」ことで大体予想できますが、理由づけも大きく外していなかったと思いま…

高圧一括受電に係る最高裁平成31年3月5日判決の予習(4)_最終回

3月5日に予定されている高圧一括受電方式に係る最高裁判決の予習の最終回です(これまでの3回は以下のとおり。)。 本件において最高裁は原告に対して「総会決議や使用細則が被告らの「解約義務」を基礎づけることについて区分所有法上の根拠」について補充…

高圧一括受電に係る最高裁平成31年3月5日判決の予習(3)_横浜地裁事例との比較から核心が見え…る?

3月5日に予定されている高圧一括受電方式に係る最高裁判決の予習を続けます(これまでの2回は以下のとおり。)。 前回記事でご紹介した横浜地裁判決は、高圧一括受電方式導入の総会決議に違反した区分所有者に対する59条競売を認容したものです。本件も、こ…

高圧一括受電に係る最高裁平成31年3月5日判決の予習(2)_横浜地裁平成22年11月29日判決

前回の記事でご紹介したとおり、管理組合の総会における高圧一括受電方式導入決議に従わず従来の電力供給契約の解約手続を行わなかった者に対し、一部の区分所有者が損害賠償請求訴訟を提起した、という事例に係る最高裁判決が3月5日に予定されています。 mo…

高圧一括受電に係る最高裁平成31年3月5日判決の予習(1)

最近発行されたマンション管理新聞第1096号にこんな記事が載っていました。「3月5日に判決 最高裁第三小法廷 「解約義務」の有無争点 2/5弁論」「高圧一括受電導入決議も反対者が契約解約を拒否」同新聞第1086号及び1094号にもこの件の詳細が掲載されていま…

そのマンションは巡ってきた幸運か、それとも破滅の罠か

皆様、大変ご無沙汰しております。前回更新(2018年5月)から8カ月も経ってしまいました。 この間、インフルエンザにかかったり(2年ぶり2回目)、関与先のマンションで「桃尾は顧問料収入を狙って管理組合を乗っ取ろうとする悪徳弁護士だ」というビラをバラ…

管理組合に顧問弁護士がいると良いことがありそう 後編&費用

momoo-law.hatenadiary.jp前回に続き、管理組合による顧問弁護士起用について猛アピールします。 5 継続性多くの管理組合においては、いわゆる輪番制によって役員が選任されています。輪番制には「役員を経験する組合員が多くなることで管理意識が高まり易…

管理組合に顧問弁護士がいると良いことがありそう 前編

「管理組合に顧問弁護士を」といっても、まだまだ「そんなものは必要ない」「所詮近所づきあいの延長なのだから自分達で解決できるし、解決すべきだ」「余計な金がかかる」というご意見が一般的であろうと思います。そこで、そんな皆様の誤解を解くために、…

プロフィール・ご依頼について

桃尾 俊明(ももお としあき) 【所属事務所】〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-23虎ノ門東宝ビル6F(受付)・7F堀法律事務所電話 03(6206)1022(代表)FAX 03(3500)1013メール momoo@hori-laws.jptwitter 弁護士 マン…

メディア掲載・出演歴 -2019年3月12日まで-

これまでのメディア掲載・出演歴を整理しました。上から、最近のもの→過去のもの、と遡る順にまとめています。今後も掲載・出演の機会をいただければ、随時更新していきます。(リンク先の一部は有料記事です。) 2019(平成31)年3月12日住宅新報最高裁、マ…

弁護士とマンション管理士 住宅新報第3555号「ひと」補足

本日発売の住宅新報(平成30年2月27日、第3555号)の「ひと」欄で紹介していただきました。 (住宅新報さんのお許しをいただき転載しています。)web版の記事はこちら(有料会員限定記事です。)。 www.jutaku-s.com 人柄の良さが滲み出てしまっていることは…

理事会における理事長解任の可否(解説編) -最判平成29年12月18日-

当時は激しく興奮したせいか「すぐに詳細な解説ブログを書くんだ!」と固く決意したわけですが、人の興奮や決意なんて簡単に冷めて揺らぐもので、あれから2か月近くも経ってしまいました。momoo-law.hatenadiary.jp 結論については既に多くのメディアで取り…

ラヂオの時間 -荻上チキ・Session-22-

明けましておめでとうございます。皆様はどのような年末年始をお過ごしでしたか。私は娘がオタフクに、妻がインフルにかかるという家庭内異種パンデミックという非常事態によって家事・育児の大変さを改めて思い知り、妻への感謝の思いを強めた次第です。#好…

【号外】理事会における理事長解任の可否 ‐最判平成29年12月18日-

唐突ですが皆様、管理組合の理事会で理事長を解任したことはありますか?もちろん仕事上のことですが、今まで食べたパンの数というほどではないものの、私は結構あります。そんな私、実は今日まで気が気ではありませんでした。 時はやや遡り平成26年、私の妻…

マンション管理士試験受験生の皆様へ -ささやかなプレゼントつき-

平成29年度マンション管理士試験 実施要領公益財団法人マンション管理センター|マンション管理士関係|マンション管理士試験| 今年のマンション管理士試験が11月26日に(日)に実施されます。残り1週間を切り、受験生の皆様は最後の追い込みをかけている頃…

民泊新法と管理組合 -2018年3月15日までに管理組合がすべきこと-

民泊新法(住宅宿泊事業法)の施行日が、平成30年6月15日に決まったようです。 www.mlit.go.jp しかし、同年3月15日から民泊事業者による届出の受付が開始されますので、管理組合が「届出段階で民泊を排除したい」のであれば、同日までに手を打っておく必要…

平成30年10月の皆様へ -本番数日前からの宅建士試験対策-

皆様、平成29年度宅建試験、大変お疲れ様でした。実は私も参戦いたしまして、各予備校が発表した解答速報に基づき先ほど自己採点をしたところ、40点取れていたようで一安心しています。 合格発表はまだまだ先の11月29日ではありますが、それまで待っていては…

民泊新法と管理組合 -規約改正が間に合わない管理組合のリスク(民泊新法施行規則案)-

※10月1日(公開は9月30日):「2 2つのルート」以下の部分を修正しました。※10月2日:マンションタイムズ(10月1日号№388)を参考に、文末に加筆しました。 民泊新法と管理組合について、これまで以下の2回 momoo-law.hatenadiary.jpmomoo-law.hatenadiary.…

世田谷区マンション交流会のレジュメ -事件は10年後に起こるんじゃない、今(以下略-

9月10日に世田谷区マンション交流会(世田谷区都市整備政策部住宅課共催)によるパネルディスカッションが開催され、NPO日本住宅管理組合協議会の川上湛永氏と著名なマンション管理士である丸山肇氏、そして僭越ながら私がパネリストを務め、それぞれ20分ず…

民泊新法と管理組合 -標準管理規約改正版のつまみ食い-

武井咲が結婚しようともマンションで暮らしていかなければなりませんので、民泊新法の検討を続けますよ・・・。民泊新法と管理組合に関する前回記事でも触れたように、 momoo-law.hatenadiary.jp 8月29日に国交省が民泊新法対応の標準管理規約改正版を発表し…

牛乳石鹸で洗い流せるもの

話題性の高さから多数のアクセスを期待しつつ頑張って書いたこの記事 momoo-law.hatenadiary.jp が、思いのほかアクセスを集めず凹んでいます。原因を分析したところ「時機を逸した」という結論に至りましたので、どうせならもっと最近の話題に便乗するべく…

民泊新法と管理組合 -規約変更の要否-

今更ながら、今年6月に住宅宿泊事業法(といちいち書くのは面倒なので「民泊新法」といいます。)が成立しました。施行は(早ければ)平成30年1月と予定されています。立場上何かブログに書かなきゃなぁ・・・と思いながら何か月も経ってしまい、その間に多…

第三者管理移行前に考えてほしい10のこと 特別編 -ガイドラインと弁護士の起用-

momoo-law.hatenadiary.jp momoo-law.hatenadiary.jp この2回に亘って「多くの管理組合においては、いわゆる第三者管理を採用するよりも、外部専門家を顧問等のアドバイザーとして起用し、委託先管理会社による業務の適正化を図った方が安全かつ合理的」とい…

拝啓、楽天代表取締役 三木谷浩史様 -楽天、民泊事業参入-

www3.nhk.or.jp 楽天が民泊事業へ参入するようなので、先日Airbnb代表取締役田邉様を想って書いた私の切なる願いを、そのまま三木谷様へもお伝えします。 momoo-law.hatenadiary.jp

第三者管理移行前に考えてほしい10のこと 後編

前回(AKBに学ぶマンション管理組合運営 -私のことは嫌いでも(以下略- - 弁護士・マンション管理士 桃尾俊明のブログ)の最後にお約束しましたので、硬派なブログに戻ります。第三者管理について考えた前編の続きです。 2.外部専門家(業者)側の事情前編…

AKBに学ぶマンション管理組合運営 -私のことは嫌いでも(以下略-

今年もAKB総選挙が開かれましたので、いつもの便乗記事を書いてみます。 1.私のことは嫌いでも、管理組合のことは嫌いにならないでください!この言葉を聞いて、前田あっちゃんというコは理事長経験者なのかと思いました。管理組合理事会というグループに…

拝啓、Airbnb代表取締役田邉様 -民泊新法成立-

住宅宿泊事業法案(民泊新法)成立に伴い、Airbnb代表取締役の田邉氏が声明を発表したようです。 airstair.jp その中で同氏は次のように述べておられます。 「ホームシェアを含む住宅宿泊事業は、日本に大きな可能性をもたらします。2016年だけで、Airbnbの…

第三者管理移行前に考えてほしい10のこと 前編

前回記事とタイトルがかぶってしまいました。自分の構成力のなさが恥ずかしいです。そして今回も「10」にできる自信がありません。 マンション管理に関心のある方は「第三者管理」という言葉を聞いたことがあると思います。(似た言葉に「第三管理組合」があ…

不動産格差を嘆く前にしたい10のこと

のうち、ここでは2つしか書きませんし、そのうちの1つの大部分は別の機会に書きますし、そもそも私は10も思いついていませんので、初めにお詫びしておきます(なお、お察しのとおり、人のセックスも人の住む街も笑うな - 弁護士・マンション管理士 桃尾俊明…

刑事弁護をやらない弁護士がローカス先生のブログを読んで思ったこと

私は刑事弁護を扱っていません。高尚なポリシーがあるわけではなく「知識も経験もない」からという理由です。「刑事弁護は専門性が高い分野であり、しかも短時間で判断・処理しなければならないことが多いから、私が付け焼刃的に勉強して担当するくらいなら…