マンション管理士試験の前に小麦100コロス

今年もマンション管理士試験が近づいてきました。
受験を予定されている皆様、調子はいかがでしょうか。
まだまだ不安だという方、合格可能性が爪の先くらいアップするかもしれませんので、私のブログをご参照ください。

さて、合格するに決まっているという方はもちろん、ちょっと怪しいけど本番に向けてテンションを上げていきたいという方、息抜きにこちらの本をどうぞ。

ネタバレは避けなければなりませんから一言で感想を述べますと…

面白い。マンション管理士の方、その受験生(で現在時間的余裕がギリある方)、管理組合役員の方(又は役員になっちゃいそうな方)、管理会社の方は是非どうぞ。一気に読めば2~3時間でイケるかと。

小説である以上多少は現実・実務と離れている箇所はありますが、本当によく取材されたのだなぁと感心しました。「ああ、こういう〇〇、よくいるいる」という登場人物が何人も出てきますし、マンション管理士というお仕事やその環境、理事会・総会の様子や、〇〇を〇〇している区分所有者と対峙する場面も、少なくとも私の感覚ではとてもリアルに描かれています。
受験生の方は、例えば物語中で発生する「イベント」が区分所有法や標準管理規約のどの条文に関するものかを確認しながら読めば、勉強にもなると思います。
なお、指摘するのも野暮なくらいの形式的なことながら(といいつつTwitterでは触れてしまったのですが)、区分所有法の条文について2点気になる点を見つけました。ネタバレはできませんし条文を調べればすぐに分かることですから、ここでは答え合わせはしません。

もう一つ、これは割と重要なことなのですが、マンション管理士という資格の「限界」を考えさせられる場面もありました(作者のゆきた氏も問題意識をお持ちのようで、慎重な描写になっています。さすが。)。
この点は追って検討したいと思っています(いつとは言ってないし、ブログに書くとも言ってない。)。